概要

鳥のフン害対策

私が車を止めている場所の上には電線がある。ここに鳥が止まって「糞」をする。そうすると私の車は鳥の糞だらけになる。

これに私は大いに憤慨しています。

これを避けるには色々な方法があるけれど、IT技術者らしく機器を作ってみた、という話。実用性はありません。

鳥は、人間よりも眼が良い。逆に言うとそれが弱点になります。

鳥が電線に留まった時に、それを検出して、LED等の光を点滅させると、鳥は驚いて逃げる、という作戦です。これで効果がなければ、音を出すとか、何かを実際に動かすとか色々な追加の対策が考えらえます。

実際問題、電線に留まるのは「鳥」だけなので、今回のような目的では単なる動体検知で充分です。

しかし、これをいわゆる「エッジAI」で処理させました。実はエッジAIがどの程度使えるかを調べるのが主な目的です。

今回使用した機材は、「FREENOVE ESP32 WROVER」というマイコンです。カメラ付きで二千円程度と激安です。

安価なマイコンでAI処理ができれば、色々な商品に応用が利くかも。というわけで、実際に構築してみました。

認識精度は、動画を見てもらうとして、まぁまぁ使えるかなぁという程度の性能です。

カメラ映像をキャプチャしてESP32内臓の青色LEDを点灯させ、画像認識が終わったらLEDを消灯するように作りました。処理速度は、0.7秒程度。今回の用途程度なら使えます。

認識精度は、学習データに依存します。性能を上げたいなら、学習データを増やすしかないです。あるいは、学習データの質を高める必要があります。

AI学習のデータ用意は、もはやプログラマの世界とは関係ないので、この程度の性能で止めました。